主体107(2018) 12月 15日
民族の財貨―訓民正音

朝鮮民族が長い歴史的過程に創造し引き続き発展させてきた民族文化遺産の中には訓民正音もある。これについて本社の崔成峻記者は社会科学院言語学研究所の研究士たちと話を交わした。

記者:訓民正音は朝鮮民族が長い生活経験に基づいてつくった最も発達した文字である。これについて話をうかがいたい。

パン・ジョンホ所長:朝鮮民族は古代から神詩文字を使用し、その後は漢字を基本手段とする吏読文字を使用した。しかし、当時の文字は誰もが自由に書けず、自分の意思をそのまま表現することが難しかった。それゆえ、1444年1月朝鮮封建王朝の4代王であったジョンの主管の下に複数の学者が知恵を集めて訓民正音を創製した。

文字通り「百姓を教える正しい音」という意味の訓民正音は創製されて数百年間使用され民族の歴史と伝統を伝える下地、書辞生活の手段として利用された貴重な精神的・文化的遺産である。

それゆえ、チュチェ106(2017)年10月、訓民正音の創製原理が国家無形文化遺産として登録された。

記者:訓民正音の創製原理について具体的にうかがいたい。

アン・ギョンサン室長(博士、副教授):子音(初声、終声)の字は舌、くちびる、歯、のどのような人の発声器官の模様を象る独特な原理によって基礎文字5字(ㄱ,ㄴ,ㅁ,ㅅ,ㅇ)をつくり、この基礎文字に画を加える方法で派生文字をつくった。そして、基本文字(基礎文字と派生文字からなる子音17字)を互いに合わせて書く方法で双文字、合用文字をつくった。

母音(中声)の字は空、地、人の模様を象って基礎文字3字(・,ㅡ,ㅣ)をつくった後、それに基づいて自余の文字をつくった。このような基本文字(基礎文字と派生文字からなる母音11字)を部類別に2字ずつ合成する原則で合用文字をつくった。

創製当時、28字からなる訓民正音は現在一部がなくなり、また補充されて基本文字が40字になった。

記者:科学的な創製原理によってつくられた訓民正音の優秀性は何である?

チョン・スンギ研究士(院士候補、教授、博士):まず文字の類型上最も発達した段階の単音文字として朝鮮語の豊富な音声をそのまま表現できるのはもとより、世界のどの国の音声もほとんどそのまま表現できるようになっている。

次に、独自の音韻をほとんど基本文字で表現できるようになっている。

また、学びやすく、かつ書くのに便利な文字である。文字の数が比較的少なく画が簡単で互いに関連されている。文字の模様があまり複雑でなく均衡がとれており、洗練されている。

記者:訓民正音が最も発達し優秀な文字なので、世界言語学界の大きな関心を集めていると言われているが、それについて話をうかがいたい。

クォン・ジョンソン研究士(教授、博士):国連教育科学文化機関(ユネスコ)は1990年に世界文盲退冶賞を制定し世界各国の2900余の文字の中で文盲退冶活動に最も適切な文字は訓民正音であると評価した。

英国のオクスフォード総合大学の言語学大学では合理性と科学性、独創性を基準にして世界のすべての文字の順位をつけたが、訓民正音が断然1位であると評した。

ロシアの言語学者が1979年に出版した図書「訓民正音」には「15世紀中葉に創製された訓民正音は朝鮮の中世文化で重要な位置を占める言語史的始原となり朝鮮固有語の根本となる。多分朝鮮の文字体系のように多くの関連著書を持っている文字体系はないであろう」と書いてある。

記者:訓民正音の創製は朝鮮人民の言語生活と文化発展に大きく寄与した。民族の悠久な歴史を誇る貴重な財貨、遺産である訓民正音は朝鮮労働党の民族遺産保護政策によって代をついで長く伝えられるであろう。

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